美容室・美容院検索サイト ヘアマグTOP > 教えて!髪のなんでもQ&A > vol.58 多い髪をすかずにデザインしてほしい!





【2010/09/16 質問者:さちえさん(28歳/女性)】
- 編:
- 髪の量が多いのが悩みという質問者。「『軽くしてください』とオーダーすると、ほぼ毎回大量にすかれてしまいます。仕方ないとは思いつつも、スタイリングが難しく、髪が傷んだように見えるのも気になります。すかずに、カットだけでボリュームを調整することはできますか?」とのことですが、いかがでしょうか?
- 坂原:
- もちろん可能ですよ! 『AZURA』では、オリジナルの「フェアリーカット」という技法を取り入れています。
- 編:
- 独自のカット法、ですね。具体的には?
- 坂原:
- まずは、ドライカット。乾いた状態でカットし、お客様一人ひとりの毛量や髪質、髪のふくらみに対して正確に対応していきます。そして、“すきばさみ”を使わないことでダメージを最小限にしています。頭の骨格や髪質を見ながら、髪の内側にハサミを入れて毛量調整するので、頭を小さく見せ、毛先にもツヤの残った軽さを表現することができます。
- 編:
- “すく=傷む”というイメージがありますが、改めてメリットとデメリットについて教えください。
- 坂原:
- メリットは、“簡単に早く軽くなる”ということです。髪質やヘアスタイルによっては、すくのが適切な場合もあります。一方のデメリットですが、髪質によってはすくことでツヤがなくなったりパサついたり、毛先の重みがなくなり過ぎてまとまりが悪くなってしまうことがあります。その結果、自宅で再現しにくくなり、無雑作にすき過ぎると毛先のキューティクルが剥がれやすくなるので、傷みやすくもなってしまいます。
- 編:
- 使い分けが重要、ということですね。
- 坂原:
- 質問者と同じように、すくのが嫌いな方は大勢いらっしゃいます。失敗や後悔を重ねないよう、ぜひ、オーダー時に「すかないでください」と素直に伝えてみてください。「なぜ嫌なのか」「過去にこうなってしまったことがある」など経験をお話しいただければ、そうならない方法を選んでくれると思いますよ。
- 編:
-
担当のスタイリストさんと密にコミュニケーションをとることが大切なんですね!
ありがとうございました。

AZURA烏山
マネージャー
坂原千春さん