美容室・美容院検索サイト ヘアマグTOP > 教えて!髪のなんでもQ&A > vol.54 夏に受けた髪のダメージを修復したい!





【2010/08/19 質問者:KANAさん(26歳/女性)】
- 編:
-
スキンケアは徹底しつつも、髪については無防備な人が多いようです。
かくいう私もその一人…。
- ヤベ:
- 夏は一年の中で最も紫外線が強い季節。当然、髪にも肌同様の紫外線対策が必要です!
- 編:
- 髪も日焼けするのですか?
- ヤベ:
- はい、髪も頭皮も日焼けします。多量の紫外線は頭皮にある毛包にダメージを与え、メラニン色素を破壊。髪の主成分であるアミノ酸のシステイン結合を分解し、表面のキューティクルを剥がしてしまいます。これにより、髪内部のタンパク質が流失し、細毛や切れ毛、さらにはメラニン色素の変色にも繋がってしまいます。
- 編:
- うわっ、怖い…。対策どころか、「暑いからすぐに乾くし」などと理由づけて、洗いざらしの髪で外出していました。
- ヤベ:
- 濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、非常に傷みやすい状態。トリートメントで保護してブローで乾かし、開いたキューティクルをしっかり閉じてあげてくださいね。
- 編:
- 受けてしまったダメージは?
- ヤベ:
- 髪はカットしない限り、表面や内部でダメージが蓄積・進行し続けます。なので、日々のケアが何より大切! 潤い力と修復力が強い、アミノ酸やタンパク質が豊富なシャンプー&トリートメントで髪内部のタンパク質を補うようにしましょう。最近は栄養分が豊富な商品が数多く出ていますが、中でも「CMC」は内部補修に効果があるのでオススメです。
- 編:
- やはり日常のケアが欠かせないのですね。
- ヤベ:
- ホームケアももちろんですが、定期的にサロンでケアを受けることも重要です。こちらも表面コーティング系よりも内部補修型のトリートメントが◎。「しっかり栄養や水分を補い、逃げないようにキューティクルをしっかり閉じ込めてあげる」、これが髪のダメージケアのポイントなんです。
- 編:
- 「日傘や帽子で紫外線に直接当たらないようにする」「外出時はUVカットのヘアケア剤やスタイリング剤でキューティクルを保護する」ことも効果的とのこと。KANAさん、ぜひ参考にしてくださいね。ありがとうございました!

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