美容室・美容院検索サイト ヘアマグTOP > 教えて!髪のなんでもQ&A > vol.47 ウィッグは染めたり、パーマ・コテをあててもらえる?





【2010/07/01 質問者:けいこさん(23歳/女性)】
- 編:
- 最近、部分ウィッグなども流行ってますよね。 私も前髪ウィッグを持ってます(笑)
- 井澤:
- そういったご要望はありますが、実はお断りしていることが多いんです。
- 編:
- えっ! そうなんですか?
- 井澤:
- ウィッグは大きく「化学繊維」と「人毛」の2種類に分かれます。 化学繊維のモノは、染めることはできません。出来るとすれば人毛ウィッグですが、こちらも一般的に販売されている、比較的安く購入できるモノは色を染めるのは難しいんです。
- 編:
- どうしてですか?
- 井澤:
- 色を染めるという行為は、簡単に言うと髪のキューティクルを開いて中のタンパク質に色を染めるということ。生産工場では、大量の人毛を一度に染めるため、キューティクルを溶かして色を入れるんです。そのため、その髪には殆んどキューティクルが無くなってしまっている状態で、タンパク質などが失われているものが多いんです。
- 編:
- なるほど。工場では、生産効率を上げるため、1本1本にダメージを負わせないまま染めることができないわけですね。
- 井澤:
- そうなんです。だから、その状態の髪に染めようと思っても、希望の色にならないことが多く、人工的につけていたコーティングがとれてしまうので、ギシギシ・ゴワゴワの髪になってしまうんです。
- 編:
- そっかぁ。人毛でもダメなんだ…。
- 井澤:
- 人毛ウィッグでも高価なモノでしたら、キューティクルが残っているものもあるので比較的キレイに染められます。でも、そんなウィッグを購入するなら、自髪の色を変えた方が早いし、安いですよね(笑)。またパーマもカラーと同じ工程なので難しい。コテはあてることができますが、化学繊維のモノですと、高熱で溶けてしまう恐れがあるので要注意ですね。
- 編:
-
結局、自髪をウィッグに合わせる方が、安くて見た目もキレイになれるんですね!
分かりました。ありがとうございました。

Bee-Ms HAIR 千種店
スタイリスト
井澤あゆみさん